キャロット班は今年4月に18歳の女性が1名加わり、男性4名、女性10名の計14名の方が在籍しています。午前の活動は、『ふれあい体操』と『からだづくり』を行っています。『ふれあい体操』は、全員車椅子から降り、職員が一人ひとりの方とマッサージやタッピングを通してコミュニケーションをとります。スキンシップを大事にしながら表情や動作を見て、その日のコンディションを確認します。横になっていることが多いため、少しでも楽しみながら取り組めるよう、天井から飾りをつるしたり、壁を装飾したりなど、明るい雰囲気作りも大事にしています。『からだづくり』は、真田作業療法士と小野理学療法士からアドバイスを頂き、一人ひとりに合った身体機能維持のためのメニューに取り組みます。自分で身体を動かすのが難しい方が多いので、可動域には十分注意しています。バランスボールに腹ばいで乗って緊張を緩めたり、座位を保ったり、歩行訓練(ウォーカー利用者もいます)など個別に取り組む内容が異なります。午後は、銅線はがし作業(切る、機械通し、剥がす、曲げる)やナット組立作業に取り組んでいます。どちらも昨年から行なっているため、自ら手を伸ばし率先して行う方も増えています。 金曜日の午後はアートを行っています。握りやすいペンを使用したり、紙を千切って貼ったり、野菜スタンプを押したり、画板で角度を調整したりなど、一人ひとりが取り組みやすいよう工夫をしています。完成した作品を部屋に飾ることもあります。 その他に、地域と交流する機会を作ったり、青空活動をしたりなど、楽しいと思える場を作っています。安心して笑顔で過ごしていただけるような環境を整え、皆さんが活き活きとした毎日を過ごせるよう努めていきたいです。(記:川上)
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