8月4日(金)社会福祉法人ささの会権利擁護委員会の主催する「権利擁護と虐待防止についての勉強会」が、障害者支援施設どうかんにて行われました。この研修会は一昨年より、どうかんの利用者様向けに始めた勉強会で、「虐待とは何か」「私たちの権利を守るためには」「困った時はどうすればいいか」といった内容を考えていこうというものです。
3回目となる今回、ぽとふ館からも初めて「ぽとふ笑顔の会」役員の方5名にも参加していただきました。ホワイトボードとプロジェクターで「権利擁護」と「虐待」についての講習を受けた後、法人職員による演劇で、具体的な事例を勉強しました。演劇の内容は、施設の作業中に起こった「虐待」をテーマとしたもので、サングラスをかけて怖い風貌の支援員(演じたのはぽとふ館長)が、作業がうまくできない利用者「はなこさん」に対して、暴言を吐く虐待を行うもの。いじわるな支援員に対し、会場からは「館長ひど~い!」「虐待だ~!」などの声が飛び交います。
劇の後、こういう時はどうすればよいかを利用者の皆様が話し合いました。「ぽとふ笑顔の会」の役員も「他の職員に相談するとよいと思います」など積極的に意見を述べられていました。虐待とはどういうものか、また虐待を受けた場合はどう対処すればよいか等を具体的に考える、わかりやすい内容のものでした。ささの会は利用者の「権利擁護」「虐待防止」について、定期的に勉強会を開催しており、利用者の皆様に理解を深めていただけるように今後も努めていきたいと思います。(記:杉森)
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