古来より伝わり、今なお愛され続けている天然染料「藍」。天然染料の優しい肌触りや色合い、そして使い込むと淡くなる独特の風合いは、日本人だけでなく世界中の人々を魅了しています。この独自の色は「ジャパンブルー」とも言われ、日本の伝統を象徴する色としてサッカー日本代表ユニフォームなどを通して広く知られています。オニオン班では毎年夏になると、ぽとふ菜園で育てた藍で「生葉染め」を行なっています。

今年はストールとTシャツを藍染めしました。葉の収穫からたくさんの利用者さんが関わっています。葉をちぎって分別したり、ミキサーに入れたり布を薬液(藍葉を絞った染汁)に漬けたり…。藍染めは、薬液に漬けた後のお日様の光と酸素で染まり具合が変わります。今年は天気にも恵まれ、きれいに染めることが出来ました。薬液の付いた緑の布が、水で洗うと藍色に変わる瞬間が一番ワクワクします。今年は試しにTシャツの絞り染めを行ってみました。絞り染めとは布の一部を縛って染料が染み込まないようにし、模様を作り出す技法です。思ったよりもきちんと模様ができ、次回の藍染めに期待が持てました。(記:阿部)

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