4月7日、政府より緊急事態宣言が発出されたことに伴い、ぽとふ館の利用者様(ご家族含む)より、通所自粛についてのご相談を受けることが多くなりました。4月30日現在、25名の利用者様が通所自粛、あるいは通所日を減らされています。そのため4月半ばより館内の利用者様の人数は通常の約半分に減りました。通所されている方はいわゆる「3密」を避けるため、活動中もなるべく間隔を空けていただいています。また当然頻回な換気に手洗い、手の消毒の徹底…、考えられる対応はすべて行っています。
利用者様の作業ですが、車部品の「ナット作業」が、車の生産減のため入荷が大幅に減るかもしれないという情報があります。「万葉のタオル」「検尿キット」「銅線」は今のところ通常通り入荷されています。ただ今後大きな不景気が予想されるため、思いがけない展開があることも否定できません。ちなみに職員は皆元気に勤務しています。

4月7日に厚労省から事業所に示された通知によると、「利用者の状況や家族の状況を踏まえ、可能な場合には通所を控えていただくことによりサービスの提供を縮小するなど感染拡大防止のための対応を検討した上で、支援が必要な利用者に対する支援が提供されるようにすること」ということが記されています。大前提は「感染者を出さない」よう努めることですが、同時に利用者様の生活も最大限守らねばならない、大変難しい判断を事業所は求められているところです。
利用者様、ご家族共それぞれ事情は一律ではないので、一律の「通所自粛」を求めてはいませんが、可能な方に自粛していただいているのは、実は感染予防の観点から大変に助かっています。
何が正解かわからない状況でいろいろなことを判断しているので、皆様に情報がうまく伝わらないこともあるかもしれませんが、今後も協力してこの国難を乗り越えていきたいと切に願っているところです。いろいろな意味でご協力よろしくお願いします。(記:大出)

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