キャロット班は男性6名、女性11名の計17名が在籍しています。キャロット班の1日は、朝会でその日の予定などを確認し、午前中は検尿キットのバリ取り・キャップ付け作業をします。天気の良い日は施設近隣を散歩したり、2週間に一度アート活動を行います。また、今年は例年に比べ、暑い日が多くなかなか散歩に行けない日が続き、「さて、どうしたものか、天気がいいのに室内ばかりは…」と考えたのが、“感覚機能訓練”です。利用者様・職員ともに玄関エントランスに集合し、足を水につけたり、シャワーをかけたり感覚遊びをしました。最初は皆さん恐る恐る水に足をつけたり、水が足にかかり目を丸くしてビックリしていました。なかには桶に洋服を着たまま体ごと入ろうとする利用者さんも。慣れてくると足をバシャバシャししぶきをあげさせてみたり、桶を足でひっくり返してみたりと、皆さんやりたい放題!?、とにかく楽しそうでした。午後はふれあい体操の時間です。車椅子から降り、身体を動かしています。週に1回理学療法士、月に2~3回作業療法士が来所し、利用者様一人ひとりにあった機能訓練を行っています。また、車いすの利用者様を対象に、週2回程度機械浴による入浴支援を行っています。

コロナ禍の影響で、今も通所を自粛している利用者様もいますが、そういう方には「在宅支援」という形で、電話で利用者様の体調や自宅での様子を伺ったり、ご自宅まで作業をお届けしたりしています。館内では普段から感染対策として、手指の消毒、昼食時のフェースシールドの使用、ソーシャルディスタンス、換気などに取り組んでいます。現在キャロット班では、「ぽとふアート展」や県のアート企画展に出展する作品作りを行っています。利用者様ひとりひとりの個性を活かした作品を少しでも多く作り、多くの人に見ていただければと思います。(記:高橋)