「さをり織り」は1972年に大阪の主婦、城みさをが考案した最も簡単な「はた織り」のひとつです。 名前の意味は、それぞれが持つ個性・感性を織り込む、つまり「差異を織る」ところから来ています。「さをり織り」の理念は、「教えないで引き出す」「思いのままに織る」に集約されます。ぽとふ館では、開所以来さをり織りをメインの作業の一つとして取り組んでいます。

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さをり織りを始めて3年目になりますが、利用者さんの腕も随分上達し、以前にもまして素晴らしい作品を織り上げています。皆さんの織り方も、それぞれの個性・特徴がより光るようになり、自信を持って取り組まれているのがわかります。なおできた反物は、たくさんのお母さん方がボランティアで製品にしてくださっており、毎月1回定期的にぽとふ館でボランティアして下さる方も6名いらっしゃいます。いつも素敵な製品をありがとうございます。

毎年5月に大宮区で、全国の「さをり作品」が展示される「無心に織る展」には、今年も作品を数点出展しました。また伊奈町にある「あかしあの森レストラン」には、利用者さんのアート作品と一緒にさをりの反物も展示させていただいています。今後も皆さんのご協力の下、様々なさをり織りの活動を行い、地域に広げていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。(記:阿部)

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追記:5月28日、大宮区で行なわれていた「無心に織る展」に、ぽとふ館が出展した「6月の美瑛」が昨年の「錦繍」に引き続き、「いちおし大賞」に選ばれました。ご協力いただいているボランティアの皆様、ありがとうございます!

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